はじめに
受験において1番重要な科目 それは英語です。
国語や数学、社会系・理科系の科目とは異なり、文系だろうと理系だろうと基本的に英語は受験生全員が勉強し、受験する科目です。
それでいて多くの人が苦戦する科目でもあると思います。
何故なら、2000以上ある英単語、それとは別にある熟語・イディオム、たくさんある文法事項、時間内に解かなければならないのに長い英語長文、のようにやることが詰まっていて、時間がかかってしまうからです。
そこで、今回はそんな英語を効率よく勉強していくための方法を紹介していきます!
文法より長文演習
多くの人を英語で挫折させてきたもの。それは単語ではなく、文法です。
時制に始めり、助動詞、関係詞、仮定法、受動態、不定詞、分詞といった大きな項目が数多くあることに加え、前置詞や接続詞、副詞など細かい品詞ごとの項目もあります。
さらには、同じ言葉なのに項目毎で使い方や意味が変わる等々、様々な要素があり、受験生を苦しめてきました。
だからこそ、それを払拭しようと文法を中心にやる人が多いと思います。それは間違いではないですけれど、効率よく勉強をするためにはもっと良い方法があります。
ここでは、そのことについて説明していきたいと思います!
文法の勉強について
文法の勉強はもちろん大事です。項目もたくさんあるので、やらないというわけにはいきません。 けれど、文法よりも重要とするものがあります。
それは「長文演習」です。
文法の勉強、特に参考書に関しては早めに終わらせる必要があります。具体的には5~6月までには終わらせて、その後は文法の問題集をやりながら、長文を中心にやる方が効率よい英語の勉強に繋がるのです。
逆に言うと、5~6月までは長文には手を出さないで、文法に専念するようにしていくことが英語の勉強を進めるポイントです。
けれど、注意してほしいことがあります。参考書にあるイディオムは別なので、これは英単語をやる要領と同じように常にやり続ける必要があります。
文法と長文の割合
長文中心といっても、6月以降具体的にどれくらいの割合で文法と長文を進めていけばいいのか難しいと思います。
その割合は
3:7
この割合で進めていくことが、効率よく英語を勉強していくのに適しています。
英語長文が特に苦手な人は 「2:8」にしても良いと思いますが、「3:7」より長文を下げてしまわないようにしてください。
長文の方をやる理由
ここで、「何で長文中心にやらなければいけないのか」や「文法ばかりやって何で駄目なんだろう」と思う人もいると思います。
特に文法が苦手な人にとっては、「文法の方をやりたい」や「文法できないから、長文できない。」と思うかもしれません。
けれど、これにはちゃんとした理由があります。
そこで、その理由を大きく2つの観点から説明していきたと思います。
理由① まとめてできる
理由の1つ目が「まとめて勉強できる」という点です。
英語長文内には、文法事項・イディオム・英単語・熟語と全てが詰まっています。その英語長文を進めていくことで、全てをまとめて勉強していくことができるのです。
さらには、文法事項や英単語などを長文内で学習していくことで、具体的な文法事項や単語、熟語の使い方や使われる場面、実際の訳し方なども学ぶことができます。なので、文法なども理解しやすくなるのに加えて、記述・英文作成の時にも役に立つのです。
また、長文には様々な問題形式も含まれています。並び替え、記述、穴埋め、同義後選択、内容把握等々です。長文を中心にやることで、様々な問題形式にも触れることができます。
文法が苦手な人にとっては、「そもそも文法ができないんだから、長文なんてできない」なんて思う人もいると思います。
けれど、そのことは問題ではないんです。勉強の段階でできないのは当たり前であり、入試という本番だけでできるようになれば何も問題はないです。何なら勉強の段階でたくさん間違えて、自分がどこができないかを把握する方が重要になることもあります。
以上から、長文を進める理由は、「全てをまとめて対策できる」からです。
理由② 受験は長文が中心
2つ目の理由が、「受験は長文が中心」ということです。
近年では、英語の入試問題は長文が中心になっていることがわかります。それは昨年度の大学入学共通テストを見てもわかる通りだと思います。共通テストも、発音・アクセントや文法が無くなり、全て長文となっていました。
またその傾向は、大学の入試でも例外ではなく、長文が多くなっています。文法の問題がないわけではないですけれど、配分は圧倒的に長文の方に比重が置かれていることがわかります。
つまり、今は文法事項よりも「英語を速く正確に解ける」ことが求められているのです。
そのような状況の中では、文法などをやるよりも長文を中心に勉強していった方が良いことは明確であると思います。
文法事項を細かく正確に覚えて、把握するよりも、英語長文を1つでも多く解いて、長文に慣れていく方が入試にとっては重要なのです。
以上から、長文中心が良い理由は「入試傾向が長文中心」だからです。
まとめ
英語は、グローバル化を目指している日本にとっては重要視されている科目であり、そのため受験・入試でも重点が置かれています。
その結果、英語が難しくなってしまい、多くの受験生を苦しめてしまっています。
けれど、そんな英語もやるべき所を抑え、そこの部分を的確に適切に行っていくだけで、効率よく簡単に勉強を進めることができます。
これがそのキッカケになると思うので、これを参考に勉強を頑張ってください!
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